2020年が明けました。
あけましておめでとうございます。
これからの10年、世界の方向性を決める10年とも言われています。
つながっていただいている皆さんに感謝しながら、今年もよろしくお願いします。

さて、今年はオリンピックの年でもありますが、私たちが挑戦の舞台としている地域には、少子高齢化と格差が広がっている現実があります。
ここで何ができるのか、NPO法人兵庫SPO支援センターを通じて、行政、企業、各機関、個人がそれぞれの強みを活かして課題を解決しょうと訴え、「コレクティブ・インパクト」「自分ごと」といったキーワードを掲げ、コミュニティビジネスの推進やまちづくりを微力ながら進めてきました。
ときに、自らが古民家を再生し、コミュニティ・ビジネスに挑戦。その難しさも実感しながら、アドバイスに活かしています。

昨年はとくに、格差のなかで声が出しにくい日本社会。そのなかでさらに声になりにくい「子ども」たちの境遇に自らの子ども時代を重ね、そっと地域で子どもを見守り・支える「蔵の子ども図書館」づくりにも挑戦しました。
今年の3月または4月にオープンする予定です。あとはここを支えてくれる「人」の拡大です。共感いただける方は、ぜひつながってください。

ある哲学者は「時代は幼稚化に向かっている」と警鐘を鳴らしています。
不安の中、人に寄り添えない「排斥」「単純化」に流れていきそうな社会で、複雑に絡む課題を「つながり」や人が持つ「エンパワーメント」の力を信じて、粘り強く進んでいきたいと思います。
少子高齢化が進む日本はきっと「課題解決先進国」になるという目標に共感し、今日も歩みを進めたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

(写真は日本のへそ・西脇市で播州織の端切れを活用して作られた藤井佳代さんの作品です)