兵庫県下の6つの図書館にまちづくりの学者・実践家が加わり、図書館の可能性と今後のあり方を「まちづくり」「市民力」「地域課題解決」「コロナ禍を受けての今後の図書館」の視点から探る取組みです。
当事業は「ひょうごボランタリー基金・中間支援活動助成金」を受けて実施しています。
図書館×まちづくり会議で目指すこと
少子高齢化が進み、多くの課題に直面する日本において、新たなコミュニティのハブとなる「場」が求められていると感じ、中間支援の重要性を認識し訴えてきました。全国全地域にある図書館が地域の課題を解決するハブとなり、人とまちをつなぐことで大きなインパクトを与えられると確信しています。今後も各図書館と連携しながら、市民力を活かした持続可能なモデルを創っていきます。
李 貫一 NPO法人兵庫SPO支援センター代表
これまでの取り組み
第1回会議:2020年9月25日
場所:あかし市民図書館
2017 年明石駅前にリニューアルオープンしたあかし市民図書館の「本のまちづくり× やさしいまち」の取り組みや、磯井純充さんからの「まちライブラリー」事例紹介をもとに意見交換を行いました。
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第2回会議:2020年10月10日
場所:淡路市サンシャインホール
淡路市立津名図書館のアドバイザーを務める岡本真さんの講演『産官学民の共創社会』をもとにポストコロナにおける持続可能な「公共」のあり方について、各図書館での事例や課題を共有しました。
第3回会議:2020年11月6日
場所:ぎふメディアコスモス
先進地視察として岐阜市立図書館を擁するぎふメディアコスモスを訪問し、施設の総合プロデューサー兼館長(当時)の吉成信夫さんと意見交換を行いました。
第4回会議:2021年2月9日
オンライン開催
西脇市図書館の取り組みを共有し、大阪商業大学の中嶋貴子さんとこれまでの会議を振り返りながら、日本の図書館の現状と「まちづくり×図書館」の目指す図書館の機能を整理しました。
第5回会議:2021年3月14日
場所:淡路市立津名図書館
オープン間近の新津名図書館で、「新津名図書館の掟をみんなでつくろう」をテーマに各館の事例や思いを持ち寄りました。淡路市民とメンバーで、近未来の公共図書館とまちづくりについてのパネルディスカッションを行いました。
2022年度以降
- 年1回のメンバー会議
- まちづくりネットワーク交流会(淡路市)
市民協働による地域課題解決型図書館として、各図書館職員、ボランティア団体とともにイベントや情報交換会の開催を重ねています。
2024年2月には、洲本子ども第三の居場所みらいえで高校生とメンバーによる意見交換を行いました。
図書館×まちづくり会議メンバー
中間支援の役割を担う兵庫SPO支援センターの呼びかけで兵庫県下の6つの図書館、まちづくりの有識者、実践家が加わり、図書館の可能性と今後のあり方を探っています。
- 淡路市立図書館
- あかし市民図書館
- 西脇市図書館
- 兵庫教育大学付属図書館
- 洲本市立洲本図書館
- 南あわじ市立図書館
- 磯井 純充(一般社団法人まちライブラリー代表理事)
- 大塚 毅彦(明石工業高等専門学校建築学科 教授)
- 中嶋 貴子(大阪商業大学公共学部 准教授)
- 岡本 真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)代表取締役)
- 吉成 信夫(元みんなの森ぎふメディアコスモス総合プロデューサー)
- 小平 弥史(株式会社昭和設計 建築設計部主席)
- 李 貫一(NPO法人兵庫SPO支援センター代表)