なぜ?淡路島のために
以前私は、ある宴会の席でこう聞かれたことがあります。
「なぜ、神戸に住んでいる李さんが、淡路のために動いているのですか?」

当初、この質問には皮肉があった。
「神戸に住み、名前も、どうも元々の日本人ではないようだ。そんな人が、わざわざ、淡路に来て何をやっているんだ」といったところではなかったかと思います。

私は、「そこに人がいるからです」と答えた。
アメリカのある大学の門に「人間は国家を超える」と書いてあった。
韓国人として、日本に生まれ、韓国に留学経験がある私は、自然に世界の中の在日韓国人であることを自覚していた。
私としては、自然な答えだった
その方は、すぐに理解してくれた。
その後、宴席にいた有力な方々を積極的に紹介してくれた。

平和を願わない人はいない。
しかし、各地で紛争が起き、テロが起きている。
根底には、格差や貧困がある。
地域で地域を支え、共助共生の社会を築く。
地域を未来につなげることが、結果的に平和につながる。
ニュージランドのアンダーソン首相の声明に全面的に賛同したい。
私の働く場所は地域だが、想いは「戦争のない、紛争のない世界」にある。
「グローバルに考え、地域で動く」
求められれば、淡路島だけでなく、どこでも行きたい。