ミッション・インポッシブルか、刑事コロンボか

私のしごとを説明する時、映画の「ミッション・インポッシブル」のようなものと説明するときがある。
未来の子どもたちと、少し行政からも「希望を持って、継続できる地域のかたちをつくれ」という指令を受けている。
いつものように、そのミッションの過程において、私がどうなろうと一切関知されない。
「成功を祈る」とテープは切れて、消滅する。

それからは、活動資金も自らが調達し、24時間、寝食を忘れて、ミッション達成に動く。
ときにセミナー講師やまちづくりコンサルタントのような顔を見せるが、掃除もすれば、皿洗いもする。
まちのひとにお願いをして、助けてもらいながら、メリットも出していく。
お願いとお礼の繰り返しである。
柔軟にいろんな顔を見せながら、まちがつながるしくみをつくっていく。
だから、まちに入った瞬間から、いろんな顔を見せながらしごとモードに入る。

一瞬、真顔になるときがある。
ミッションの依頼者である「子ども」と会う時である。
依頼者であるので、失礼にあたらないよう、同じ目線で話をする。
その時は、さすがに飾らないで良いので、そのままの顔を見せる。
そんな私はトムクルーズ!
と言ったら、
あるスタッフは、刑事コロンボのピーターフォークかな?
それも相当気を使っている。
いつも服装には気にせず、よれよれのセーターとコートを羽織っていることも多い。
とぼけた顔をして、まちに入り、賢いのかアホなのかわからない。

最近、「チェンジエージェント」という言葉に出会った。
まさにこれだと思い、それから、私はチェンジエージェントと言っている。
さて、まちの崩壊を止めることはできるのか。
残された時間は少ない。

写真は昨日の「みんなでいっしょにごはん」

YORISOI米田家で「みんなでいっしょにごはん」