LIFE IS YOURS
「人生は君のものだ」
淡路島にやがて芸術家となる女の子が生まれた。

その少女は学校に馴染めず、いつも木や竹藪と話をしていた。
突飛うしもないことを言うその少女は学校で避けられ、いじめられることもあった。
少女は大人となり、会社に就職して事務の仕事に就いたが、上手くいかない。
ただ、この子は幸運にも、そのままを受け入れ、大きく包み込むように見守るご両親がいた。
海があり,自然がある淡路島。幸せそうに見えるこの島にも不登校があり、ひきこもりがある。最悪な場合は自殺を選ぶ場合もある。
自殺率は兵庫県下でもトップクラスである。

その女性は、少女時代に祖父から絵を教わっていた。
眠っていたその「絵の箱」を、取り出して開けてみた。

「人が喜んでくれるから」と似顔絵を描いて贈っていた。それが少しずつ反響を呼び、絵を描く仕事を始めた。酷評されることもあったが、怯まず描き続けた。

やがて賞を取り、台湾にも出展され,日本の省庁の部屋にも飾られる絵を描いた。
今年,この女性はアフリカ大陸のペナン共和国に行き、そこに住む小学生と一緒に絵を描き、大学や国の副大臣とも交流した。
子どもたちと一緒に描いた絵はオークションにかけ、売上金をこの小学校に寄付する。

学校で孤立しがちだったこの女の子は、今、多くの人に「希望」と「挑戦」のメッセージを送っている。
「誰にも消せない火を灯せ」「LIFE IS YOURS」
「そのままでいい。どうか負けないで、生きて生きて生ききって」そんな声が聞こえて来る。

2023年2月12日(日)、その女性と高校生とのフューチャーセッションが実現する。
木と話していた少女は、今、未来を創る高校生や子どもたちに「希望」のメッセージを送る。

(ご案内)
2023年2月12日14時 S BRICK(洲本市塩屋一丁目1-8)
 フューチャーセッション「LIFE IS YOURS 人生は君のものだ」
芸術家・増田薫✖️県立洲本高校学生
高校生以下入場無料、親子同伴無料、大人500円

その打ち合わせが昨日(12月12日)増田薫さん,県立洲本高校の木原先生、NPO法人兵庫SPO支援センター代表の李とスタッフ・番匠さんが出席して行われた。
その小柄な女性は16時過ぎ、打ち合わせを終えて、車に乗り込んだ。
今も地域の人から「かおっち」と呼ばれ親しまれている。
オーラはすでに発しているように感じたが、今も権威的なところは微塵もなく「かおっち」のままである。