今日の11時から、神戸市役所で、「島&都市デュアル 暮らしツアーズ」の記者発表が、芦屋市、神戸市、淡路市、洲本市の4市長が出席して行われた。
4市をひとつの生活圏と捉え、「自然と文化のいいとこどり暮らし」を首都圏等に向けて提案し、移住につなげようとする取り組み。
「島で暮らし、都市で働く」「都市に住みながら、休日は島に行く」などの生活スタイルが可能になる地域をアピールする。
「何かを捨てる移住じゃない。何かをあきらめる暮らしじゃない」「都市の文化と島の豊かさとが両立できる、ちょっと贅沢なライフスタイルエリア」と、なかなか魅力的なキャッチである。
プロモーションムービーに出てくる女優の戸田恵梨香さんが、語る言葉が、私には印象深い。
「幸せって、何だろう・・・」
少子高齢化が進む地域で、人が幸せに暮らし続けられる地域のかたちって何だろうと考えながら取り組んでいる私たちにとっては、ライフスタイルよりも、その中にある幸せを感じる要素に考えが及ぶ。
GNH(国民総幸福)その指標は
「生活水準」「教育」「健康」「心理的幸福」「コミュニティの活力」「文化「時間の使い方」「良い統治」「環境」の領域があり、総合点で評価される。
この指標を日本とブータンを比べて、評価することがあるが、ブータンの人口は70万人ほどの小さな国で、むしろ市区町村や地方都市などが、市民の幸福度を高めていくのに適していると、京都大学の熊谷誠慈特定准教授は言う。
今回の4市で取り組む「島&都市デュアル」
そのライフスタイルについてくる幸せの要素をうまく組み合わせる実験でもあると考えられる。
写真は記者発表を待つテーブル。
(神戸新聞10月31日)私は久元神戸市長の左後ろに隠れています。